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2019年7月22日

総選挙で政権の選択肢としての立場を示す決意と枝野代表

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 枝野幸男代表は21日深夜、参院選挙の大勢が判明したのを受け都内で記者会見を開催。32の1人区での戦いについて、「野党5党派の連携は大きく前進することができた」と評価しました。

 枝野代表の冒頭発言は以下の通りです。

 結党から2年弱、結党直後の衆院選挙であったので事実上政党としての形をしっかり作って初めての国政選挙である参院選挙、まだまだ地方組織も十分な体制でないなか、地方議員の皆さん、党員やパートナーズの皆さんと、幅広い皆さんに大変なご支援をいただき、この選挙を戦うことができた。全国で立憲民主党の仲間に、あるいは1人区の野党統一候補にご支援をいただいた皆さんに御礼を申し上げたい。そうした戦いのなかで立憲民主党としては議席を伸ばすことできたと思っている。まだ何人か、競っている選挙区があるので、なんとかそういう仲間が最後に(議席を)獲得してほしいと思っている。

 また、最終的な票をよく見なければいけないが、消費税増税に本当にイエスなのか、消費増税を進めていこうという自民党、公明党の総得票数が必ずしもいま上回っている状況ではないのではないか。これはしっかりと最後まで見極めていきたいと思っている。

 ご心配をいただいたが野党間の連携については、32の人1区ですべて一本化することができた。3年前は最大野党の幹事長という立場で一本化の調整に当たったが、3年前と比較して、その経験も生かして、それぞれがそれぞれの抱えている事情を乗り越えて最大限の力を発揮できる方向に大きく前進させていただいたと思っている。新人ばかりで苦戦かと思っていたが、前回並みにかなり近づいた結果を出せると思っている。長野以外は候補者が新人だったことを考えると野党5党派の連携は大きく前進することができた。

 次の大型国政選挙は間違いなく衆院の総選挙になる。いまの政治に必ずしも信頼を与えていない有権者の皆さんの明確な選択肢になれるように、今回大きく前進した野党5党派の連携を、さらに門戸を広く、なおかつ強固にして野党第1党の責任として、しっかりと次の総選挙で政権の選択肢としての立場を有権者の皆さんにお示しをして、選択をしていただける状況を作っていく、決意を新たにしている。

 質疑応答では、投票率が低かったことが立憲民主党の結果にどのような影響を与えたかとの問いに対し、「投票率が低いことは民主主義のあるべき論としても大変残念な状況だと思っている。投票されなかった有権者に、ここは野党に、立憲民主党に投票してみようという期待感を十分にお伝えしきれなかったことが投票率が下がったことにつながっているのではないかと思っている。次の国政選挙である、衆院の総選挙に向かっては今回投票に行かれなかった方にもご期待をいただけるようにしっかりとした政権構想を示し、野党の連携を強化して挑んでいきたい」と発言。立憲民主党の獲得議席について、倍増ではあるが当初の予想より少なく、従来の支持層がれいわ新選組に流れたのではないかとして、今回の戦い方をどう認識しているかと問われると、「今回、本当に素晴らしい候補者にした方もご本人の意向と意欲さえあれば別の道でまたチャレンジしていただきたいと思っている仲間であり、全員当選してもらいたいという気持ちで戦ってきたので、従来の見通しとの比較はしようがない。どういう皆さんの票がどう動いたかは票数だけでは判断しようがないと思っているが、れいわ新選組の皆さんもいまの安倍政権に対しては否定的な立場だとお見受けしているので、そういった意味では安倍政権に否定的な皆さんの声をしっかり受け止める勢力が広がることになったと歓迎して受け止めている」と述べました。

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