2019年5月20日
EU大使を迎えて第1回立憲国際カフェ(RIC)を開催
立憲民主党国際局では、各国大使館の方を迎えて問題意識を聞く「立憲国際カフェ(Rikken International Cafe:RIC)」を定期的に開催することとなりました。その第1回を17日、駐日EU代表部よりパトリシア・フロア大使をゲストに迎えて行いました。
冒頭、亀井亜紀子国際局長は、EPA・SPA発効後の日EUの経済交流、イギリスのEU離脱(Brexit)による域内への影響など、変化する世界における日・EU関係についてお話しいただきたいとあいさつ。
フロア大使は、以下のポイントをはじめ、多岐にわたる話題に触れました。
・気候変動対策や海洋プラスチック汚染を含む環境保全、およびサイバーセキュリティーなどの分野において、日・EU協力関係を進めたい。
・日・EU間のEPA・SPAのような経済連携を、インド・太平洋でも広げたい。
・日本やEUは、WTO改革など国際経済のルール作りにも、積極的に関わるべき。
・高い水準での社会保障・労働保護を規定するILOの基本協定の批准の検討を、日本も進めていただきたい。
・英国のEU離脱は非常に残念。英国を除く27カ国がEUとして機能できるように、市民や企業活動を守り、英国との強い関係を保っていきたい。また、EUが第二次世界大戦後に築き上げた、公正さ、法の支配、平等などの価値観を、今後も重要視していきたい。
RICは今後も定期的に開催して、
1.各国大使館との親交を深め、情報交換しやすい関係を構築する。
2.諸外国の政策に関する知見を深め、日本の政策に活かすヒントを得る。
3.世界の潮流に触れ、「世界の中の日本」に相応しい立ち位置を考える材料とする。
といった成果を目指します。