2019年4月25日
政治改革に関する連合フォーラム 第3回勉強会
日本労働組合総連合会(連合)は25日、政治改革に関する第3回勉強会を開催。第2回の「国民代表原理と選挙制度」に引き続き、夏の参院選挙に向け「参議院のあり方と一票の較差」というテーマで東京大学大学院法学政治学研究科教授の宍戸常寿氏が講演を行いました。
立憲民主党からは、近藤昭一、森山浩行、落合貴之、松田功、櫻井周、道下大樹、各衆院議員が出席しました。
講演では、「一票の較差」に関して最高裁判例の変遷を示し、是正措置が立法府に求められていること、参院の役割として中長期的課題を専門に取り扱うこと、地方を大きく区割りすることによって「地方の府」の側面を強化することなど、憲法論議に踏み込んで参院のあり方を問う内容でした。
勉強会の統括として連合の相原康伸事務局長は、今回の統一地方選挙における無投票当選についても触れ、人口動態を踏まえた政治改革の必要性を指摘。国政選挙における「合区」での民意の合意形成プロセスの課題にも言及し、次回の勉強会にもつなげたいと締めくくりました。