2018年11月8日
辺野古埋め立てへの申し入れ、県意見書「全文を読む必要はない」と石井国交大臣
野党5党2会派(立憲民主、国民民主、共産、無所属の会、自由、社民、沖縄の風)の国会対策委員長は7日、国会内で石井国土交通大臣(公明)へ辺野古新基地建設問題に関する申し入れを行いました。
辻元清美国会対策委員長は手交時に、今回の防衛省の申し立てと国交相の決定は沖縄の民意を踏みにじるものだとして、「『国民の権利利益の救済』を目的とした行政不服審査法の趣旨をねじ曲げ、濫用している疑いが極めて強い。安倍政権内での防衛省が国土交通省に不服を申し立てる自作自演は、断じて看過できず、安倍総理のいう『必要な法手続き』との指摘もあたらない。野党5党2会派は揃って係る決定を即刻取り消すよう強く求める」と伝えました。
また、辻元国対委員長は沖縄県からの意見書について「具体的に地盤の問題などいろいろなことを出している。それに対し防衛省の反論は弱い。膨大な量ですが1回全部読んでいただきたい」と求めました。
これに対し石井国交大臣は「要点はきちんと読んでいる。全文を読む必要はない」と答え、意見書の全文を読んでいないことが明らかになりました。