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2020年7月15日

【立憲・国民幹事長会談】両党解散し新党を、党名は立憲民主党(略称通称:民主党)を福山幹事長から提案

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 福山哲郎幹事長は15日夕、国民民主党の平野博文幹事長を国会内で会談を行いました。また、同日、この会談を受け、枝野幸男代表は、共同会派「立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム」に所属する「無所属フォーラム」の岡田克也会長と、同じく会派に所属する「社会保障を立て直す国民会議」の野田佳彦代表と国会内で会談し、会談の内容を説明しました。

 会談後、記者団の取材に応じた福山幹事長は、これまでの経緯を説明。共同会派として英語民間試験の延期や検察庁法改正案の廃案など一定の成果を出していることを受け、通常国会終了後、平野幹事長と水面下で協議を開始。6月23日に立憲民主党側から申し入れしたものについて、7月1、6、14日と断続的に協議を重ねていたことを明かしました。

 現時点で「まだ明確な回答が全体として返ってきておりません」と報告。一方で、それぞれの所属議員等から、いろいろな不規則な発言や行動があることにより、事実ではない報道がなされた場合、合流協議に疑心暗鬼が生まれ不信感が生まれるとの懸念があることから、今までの経緯について表に出し、報道機関にも説明することで、「国民の皆さんに理解をしていただきたい」との思いで、今回の会談に至ったと説明しました。

 申し入れの説明の中で、党名については「立憲民主党・略称通称:民主党」とするとして、略称は国民民主党の略称である「『民主党』を両政党の歩みを尊重して採用をしたい」と説明。「特に『民主党』は、かつて政権を交代を果たした知名度のある政党名であり、また、政権交代まで実現した政党名。有権者の親近感も大きい」と語りました。また党名「立憲民主党」は、「現在、野党第一党の名称であり、現在の野党第一党とかつての野党第一党の名称を重ね合わせる、さらには国民の略称を採用することによって、大きな有権者の信頼と期待をいただけるのではないか」として、この名称を提案したと説明しました。
 さらに、「自由民主党が、自民党としてわが国の大きな政治の一角として定着しているように、この新設合併新党も、立憲民主党(民主党)として、二大政党の一翼を担わせていただきたいと、そんな思いも含めてこの政党名を提案をさせていただきました」と語りました。

2020年7月15日

国民民主党 御中

申し入れ

立憲民主党幹事長
福山 哲郎

 以下のように、新設合併方式での新党の結成につき、提案を申し入れる。すみやかにご回答いただきたく存じます。

○立憲民主党・国民民主党・無所属(選挙区当選)・無所属(比例復活当選)の衆議院議員、ならびに立憲民主党・国民民主党・無所属の参議院議員、それぞれが入党しやすい環境を整備するため、立憲民主党と国民民主党は、それぞれ解散し、新設合併方式で新党を結成する。

○結党大会において、所属国会議員による代表選挙を実施する。

○綱領は、立憲・国民両政調会長間で、両党の綱領をふまえ、協議の上、作成するものとする。
 その際には、連合が検討中の「コロナ時代の社会のあり方」を十分に考慮に入れるものとする。

○その他の項目は、昨年12月27日の両党幹事長の確認事項に依るものとする。

○新党名は、立憲民主党・略称通称:民主党とする。

※「コロナ時代の社会のあり方」は、ポストコロナに向けた社会像を取りまとめるとしたもののこと

 記者からの主な質問とその回答(要旨)は以下のとおりです。

Q:正式な提案を受けての平野幹事長の反応と、回答の期限を設けたか

 回答の期限は具体的には設けておりませんが、「速やかに」と書かせていただいた通り、速やかにという方向で申し上げました。
 平野幹事長からは「正式な申し入れとして、今まで協議をしていないので、回答がないというのは若干認識が違うのではないか」との話がありましたので、逆に今日正式に申し上げさせていただいた。
 先ほど申し上げたようにペーパーを渡しましたが、お見せをしてこういう内容でどうだろうと言って打診をしている段階だったので、それをどういう形で水面下から表に上げるかについて、国民民主党は協議をいただいたと思いますが、なかなか回答を得られなかったことも事実です。
 また「折り合ってないところもある」と平野幹事長から言われましたが、「だから明確な回答にならなかったのだろう」と思いながら話をさせていただいた。
 「申し入れをいただいたので、回答は速やかにしなければいけないね」という言葉はありました。

Q:一つ目の項目について、どちらかを存続政党にして、もう一方を吸収するというやり方は対等ではないという判断か

 吸収というのはあまり意味がわからないです。法的にそれは吸収とは言いません。
 事務手続き上、存続政党を作った方が非常に速やかで、物理的にも実務的にもみんなそうやってきましたが、今回の場合には、無所属、復活組も含めて、共同会派にいらっしゃる方全員がスタートラインを一緒にして、共に新しい政党でやろうという環境を整えることが大事だと判断をしました。
 また、これは国民民主党さんが言われていた対等合併ということにも合致しますので、そういう判断をしたということです。

Q:国民民主党は、合併についてどこを課題点として捉えていると考えるか

 それは先方に聞いていただければと思います。
 政党の合併は、例えば98年の旧民主党から民主党に8会派かが合併をしたとき、それから2003年の自由党と民主党が合併をしたとき、去年の国民民主党と自由党が合併したときも、すべて存続政党は数の大きい方でやっているなど、飲み込むところを飲み込み、お互いがある程度大人になり、これでやりましょうというのがある種の政党の合併の話なので、今回われわれとしては、解党してそれぞれゼロベースで「皆さん、入党をしましょう」という形をやらせていただいてます。
 党名についても、現在の野党第一党と、かつての野党第一党で政権まで上り詰めたところ、そしてその名前は、今の国民民主党さんの略称ということで、一定の理解を国民に得られるだろうということで提示をさせていただいています。
 どこが課題かについては先方に聞いていただければと思います。

Q:立憲としては今回申し入れた条件でなければ合流はできないということか、どこかを譲ることは考えているか

 今、申し入れているところなので、このペーパーも3週間くらい実質的には協議をお願いしてますから、まずはこれを議論に乗せていただき、できればこれでご理解をいただきたいと思っております。

Q:事務的な話だが、ペーパーについては党内の役員や常任幹事会のメンバーは了解しているのか

 いや、明日の常任幹事会にかけます。わが党もこれから党内手続きなので、両党とも党内手続きに入るということになります。

Q:6月23日に平野幹事長に示した時点から修正した項目はあるか

 ありません。

Q:国民民主党側から「これを変えてほしい」という意見はあったか

 ほぼないです。
 ただ党名については、いろいろなご意見があるかもしれませんが、それもまとまった意見かどうかがよくわからないものです。

Q:一度解散して新党をつくるのに、立憲民主党の名前が残ることについて対等に感じられないが

 両方解党してゼロから始まるのですから。それだけです。

Q:立憲民主党という名前を残すことも対等か

 もちろんです。

Q:エネルギー政策や消費税減税などの部分で相違がみられるが、すり合わせはどうしていくか

 新設合併政党になれば、政策論議を党内ですればいいわけですが、今の入り口のところでその議論より、まずは合流を決めることだと思います。
 一方で、政策については先ほど申し上げたように綱領も含め、政調会長間で議論していただけると思いますので、その議論を、もしこういうプロセスに入るのあれば待ちたいと思っています。

Q:参院の信頼醸成について、通常国会中は議員総会を別々に行っていたが、醸成は進んだということか

 はい。
 進んでいたと思いますし、新しい政党になれば新会派ができるわけですから、当然そこで一緒になってやれる状況になると思います。

Q:党名をまったく新しいものにする考えはなかったか

 なぜ新しくするかについてはよくわかりません。
 国民からも新しくしろという話は具体的にはありません。

Q:社民党にもこの内容を伝えているか

 社民党は今、確認事項について協議を始められるところでしたが、豪雨災害で延期になっています。ですから社民党には、国民民主党との合流協議の状況を説明しながら、また少し状況が変わるかもしれませんので、逐一連絡をしながらやっていきたいと思います。

Q:立憲民主党としては、明日、役員会、常任幹事会、両院議員総会などの手続きを行うか

 明日は常任幹事会をやります。

Q:1月に協議が打ち切りになった際は、どのあたりが障害になったと考えるか

 過去を振り返っても意味がないですね。今これだけ解散(総選挙)も言われていますし、そして共同会派でお互いの信頼醸成ができましたので、通常国会の半年はやはり大きかったと思います。
 その中で、改めて一緒になろうと平野幹事長と私の間では少なくとも合意をし、水面下の協議を始めましたので、先々合流するためには、まだ努力が必要だと思いますので、それぞれの努力をしながら前を向きたいと思います。

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岡田会長、野田代表に説明する枝野代表

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