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2019年5月7日

党青年局、10代を対象に政策を作り上げるワークショップ「わかもの政策会議」を開催。

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 立憲民主党青年局は6日、都内で高校生を中心とした10代を対象に政策を作り上げるワークショップ「わかもの政策会議」を開催しました。

 今回のワークショップは、2月28日に行われた同局の「オイシイ!?おしゃべり会議」の参加者で政策提言をしたいと手を上げた有志で結成された「祭りごと」との共催。参加者は、「オイシイ!?おしゃべり会議」に参加した人、友人知人に誘われた人、SNSなどを通じてワークショップの存在を知り参加した人など約60人。立憲民主党からは、福山哲郎幹事長、逢坂誠二政務調査会長、中谷一馬青年局長、宮沢由佳参院議員、初鹿明博、青柳陽一郎両衆院議員のほか、東京や神奈川を中心とした地方自治体議員らが参加しました。

 今回のワークショップは主に4つのパートで構成されており、(1)宮沢参院議員による政策レクチャー・政策の作り方の説明(2)5人1組のチームに分かれ政策作成・発表の準備(3)党所属議員に向けたチームごとのプレゼンテーションと質疑応答・フィードバック(4)プレゼンテーションを受けてのブラッシュアップと最終案の提出――を行いました。

 ワークショップの冒頭、中谷青年局長は、「若い人たちの声を聞いて、その声を政策に反映させていきたい」と目的を語り、「議会は社会の縮図であるべきだと思う。例えば2世3世と言われる議員がいてもいいかもしれない。建設会社や医者、いろいろな業界団体の代表がいてもいいかもしれない。でも、やはり若い人、高校生だったり大学生、その人にしか感じることのできない目線で政治を変えていく、その議会に対して意見を言っていく、これが重要だと思う」と話しました。

 政策レクチャーでは宮沢参院議員が、「社会を良くしたいという気づき・思い・疑問が大事」それが政策立案の素になると解説。現状や課題を調べ、どうしたらよいか・何をしたらよいかを考え、他の人と問題を共有し、知恵を持ち寄り問題解決の糸口を見つけ、まとめることが政策に結びつくと説明しました。その後、チームごとに政策作成を行いました。

 プレゼンテーションでは、10チームが順次プレゼンテーションを行いました。各チームそれぞれ複数の政策提言を行いました。

《参加者の政策提言》
○被選挙権年齢を衆参両院ともに18歳に下げる
○給付型奨学金&企業内部留保に課税
○外国人労働者の労働条件・労働環境・文化言語の交流の整備
○世界で活躍する日本人の足を引っ張らないよう多重国籍を認める
○議員への投票ではなく、政策に投票する制度
○若者の自殺を減らすために学校以外のコミュニティづくり
○学校の開放時間延長・学校外施設の設置など、時間・場所を気にせず勉強できる環境を
○英語教育の見直し
○首都機能の移転(役割別移転)
○性別関係なく輝ける社会のため、LGBTQ+について教育
○社会的マイノリティが住みやすい環境へ
○アクティブラーニング教育・AO入試の拡大
○非主権者の政治的活動の緩和
○若者の政治参加を促すため、非選挙権年齢18歳に引き下げ、若者協議会の設置、供託金全廃
○校則をウェブサイト等で公開し、学校選択時などの自己決定権を尊重
○教育の所得的格差是正
○フードバンクの設立、子ども食堂の普及
○皇位継承について、皇室典範1条の改正、旧宮家・男子皇族の復活
○ドライブレコーダーの設置義務化
○若者の政治参加促進のため、自治体・行政機関のSNSによる情報発信の促進
○性別の壁ゼロ、ヘイトスピーチゼロ、いじめゼロで優しい日本に
○空き家利用や部活にかわる地域クラブの創設などで地域コミュニティの活性化
○社会人と若者交流、若い人の政治参加、地域の魅力を創設など若者への教育強化

 プレゼンテーションを受けて、逢坂政調会長は、インターネットの持つ力がこれほどまでに社会を変えている、浸透していると改めて痛感していると語り、「政党としてネットの使い方をもっと深化させないといけないと思ったと同時に、危うさもあるなと改めて感じた」と語りました。

 また、課題・問題に対し、何か解決策がすぐにあると思い込んでいるのではないかと指摘。日本の戦後のあり方として、頭のいい官僚がいて、できる政治家がいて、何か問題が起きると短い時間で解決することを繰り返してきたと話し、「うまくいくこともあるが、そのことがあまりにも薄っぺらで、本当の意味での問題の解決になっていないものが山ほどある。皆さんの話を聞いて、素晴らしいと思うものがたくさんある反面、そんなに簡単に答えはでないよなという気持ちを持ってもらいたい」と語り、「優等生にならないで欲しい。今の日本の役所の人たちはみんな優等生です。自分たちにできないことはないと思い込んでいる。そこに私は日本の問題があると思っている」と話しました。

 さらに、「皆さんは私たちにとってみれば子どもではないということを痛感した。一緒に仕事ができるパートナーだと感じた。話を聞いても、提案を聞いても、問題の切り込み方をみても、下手な大人より数倍、数十倍すごい。さらに考えると同時に具体的なことをやるということが伴えば、鬼に金棒だと思う。そうすれば今まで見えなかったものも一杯見えてくる」と語りました。

 プレゼンテーション後、それぞれのチームは政策をブラッシュアップし、政策提言として取りまとめました。取りまとめた政策提言は後日、枝野幸男代表に提出する予定となっています。