2019年3月26日
「第5回 全国高校生未来会議」で枝野代表がスピーチ
枝野幸男代表は26日、国会内で開催された「第5回 全国高校生未来会議」(主催:一般社団法人リビジョン)に参加し、全国47都道府県から参加した高校生約200人に向けて立憲民主党を代表してスピーチを行いました。
全国高校生未来会議は、一般公募・選抜された全国の高校生が各都道府県代表として国会に会し、年度ごとのテーマに即して自らのアイディアを政治家や社会に提言する超実践型のプランコンテストです。
枝野代表は「私たちは困ったときに寄り添い、お互いさまに支え合う社会、そして多様性を認め合う社会を目指している」とした上で、「若者向けの政策を語るように言われているが、あえて申し上げたいのは、年金制度は若い人たちのための政策だということ」だと強調。「ここが充実しないと何が起こるのか。ご両親、多くの場合ご健在だと思うが、年金制度や介護保険や高齢者の医療保険制度がない、あるいはそれが不安定だとその方々の老後の生活や、病気になったときの介護は皆さんの責任になる」と指摘し、「年金制度が充実すればするほどあなたが、親御さんやおじいちゃん、おばあちゃんの老後のお世話をする負担が軽くなる。もちろん、そういう仕組みがあっても家族が病気になったり、介護が必要になったときの負担は大きいが、いまは他人に代わってもらえる部分は代わってもらえる仕組みになっている」と意義を説きました。少子高齢化が進み公的年金の財政が厳しくなるなか、介護サービスが不十分なため親の介護のために仕事をやめなければならないという現役世代が増えていることに触れ、「年金や医療、介護は、(高齢者のためだけでなく)若い皆さんが自分のやりたいことを選びやすくするための制度。高齢者の暮らしが安心できるものになれば皆さんの選択肢が広がる。何が自分のためになるかを『今だけ、金だけ、自分だけ』ではなく、社会をちょっと広い視野で見ていただく、いろいろなことがあなたの暮らしにつながっていることを知ってもらえると思う。ぜひいろいろ考えてもらいたい」と呼びかけました。