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ニュース

2019年2月13日

福山幹事長、会見で勤労統計、安倍総理の悪夢・バラ色ではなかった発言、沖縄県民投票、韓国議長の天皇陛下謝罪発言などに言及

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 福山哲郎幹事長は12日夜、国会内で定例会見を開きました。

 冒頭、池江璃花子選手が白血病を公表したことについて「大変驚いております。1日も早く競技に復帰されることを願っておりますが、治療に専念されることを心から願います」とコメントしました。

 予算委員会での審議について、毎月勤労統計調査の問題は、「相変わらずのらりくらりの答弁が続いている。非常に遺憾」と語り、当初政府与党が参考人招致を認めなかった大西前統括官が出席したが、引き継ぎは一言だったなどの答弁であることから、「なぜ最初から参考人で出てこなかったのか、さっぱり分からない。相変わらず政府与党はこの問題の真相解明に非常に消極的だ」と指摘しました。

 また、岡田議員のロシアとの交渉についての質問は「非常に歴史の歩みを踏まえた、重厚ないい質疑だった」と語り、「歯舞・色丹2島だけで国境線をひくつもりはあるのかという質問に、(安倍総理が)何も明言しなかったのは非常に含みがあった」と指摘、「日本国として、それでいいのかという思いだ」と述べました。

 さらに岡田議員が、10日の自民党大会で安倍総裁が「悪夢のような民主党政権が誕生した」と発言したことを質問した際、安倍総理が「少なくともバラ色の民主党政権ではなかった」と発言したことについて、「悪夢とかバラ色ではなかったとかは主観の話。主観の話と事実認定の話を混同して使って国会で答弁していること自身が困ったものだ」だと指摘。昨年、財務省の文書改ざん、国会での虚偽答弁などを挙げ、これらの事実が「私にとっては悪夢のように感じている」と話しました。

 記者から、沖縄で14日に告示される辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票について、党としてどのように関わっていくか問われると、(1)14日告示日のキャンプシュワブのゲート前で11時から行われる出発式に党沖縄県連代表の有田芳生参院議員が参加を予定(2)県民投票の現状把握と党として何ができるか県連と相談しながら決めていくために党沖縄協議会を都内で開催――について報告しました。

 枝野幸男代表がラジオ番組で、無所属で自民党会派入りをした細野豪志衆院議員の選挙区(静岡5区)に候補者を擁立する考えを示したことについては、自民党入党の意向を示している細野議員と、もともと自民党の同区総支部長がいることを挙げ、自民党以外の選択肢がなくなるので野党第一党の責任として、その選挙区で選択肢を提示しすることは一般的かつ当然のことと説明しました。

 韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が慰安婦問題に関して天皇陛下の謝罪があれば解決するという発言をしたことについての受け止めと、立憲民主党として慰安婦問題についてどのような認識かを問われると、「両国政府なり両国の政治家がお互いエスカレートしていくと、適切な外交関係が維持できなくなる」と指摘、「陛下に謝罪を求めるなどという言葉は不適切だ」と語りました。

 また、「両国の政治家は日韓関係の重要性を鑑み、それぞれが一定の節度と抑制をもって両国関係について語らないとエスカレーションするいっぽうだと外交は出口が見えなくなる」と述べました。

 従軍慰安婦問題については、「枝野代表も私も、官房長官・副長官として韓国と従軍慰安婦の問題について交渉をしていたので、そこについてはもともと日韓請求権協定の中で解決済みの問題」だと日本政府の認識と変わらないと説明しました。さらに「村山談話の後に基金を作り、日本政府として一定の誠意を示したことも含め、その歴史の流れについては我々も理解をしており、その方向でいる」と語りました。