2018年7月4日
【参院本会議】健康増進法改正案が審議入り 真山議員が質問
参院本会議で4日、「健康増進法の一部を改正する法律案」が審議入りし、会派を代表して真山勇一議員が質問に立ち、政府の見解をただしました。
本法案は、（1）「望まない受動喫煙」をなくす（2）受動喫煙による健康影響が大きい子ども、患者等に特に配慮（3）施設の類型・場所ごとに対策を実施――等を盛り込んだものです。
真山議員は、（1）面積や資本金などを条件に喫煙可能としたことについて世界的な全面禁煙の流れに逆行するのではないか（2）本法案は屋内の受動喫煙防止が基本だが、屋外の対策はどうなっているか。各自治体の条例等に任されているのが現状だが、屋内ルールは国、屋外ルールは自治体任せというのはどういう理由か（3）政府は加熱式たばこの他人への健康被害について「明らかでない」としているが、いつ明らかになるのか、また明らかにする努力をしているのか（4）加熱式たばこの健康被害の恐れが完全に否定されていないにもかかわらず、紙巻きたばこと違う扱いにする理由は何か。安全が確認されるまで、紙巻きたばこと同様の扱いにすべきではないか（5）本法案は誰の利益のために提出したのか――等について質問しました。
また、非喫煙者の「望まない喫煙」を絶対に避けることが前提条件であると述べ、この法案は「喫煙する権利」は守られる一方で、非喫煙者の「望まない喫煙」を防止することは十分ではないと指摘し、抜本的な再考を強く求め質問を終えました。
