2020年9月11日
与党が新型コロナ対策予備費約1兆6千億円支出について説明 与野党国対委員長会談
安住淳国会対策委員長は11日、自民党の森山国対委員長と会談。森山委員長は、政府は15日、新型コロナウイルスの感染拡大に対応する2020年度第2次補正予算の予備費約1兆6千億円の支出を閣議決定する方針だと説明。患者を受け入れる医療機関への経営支援策が柱で、新型コロナ患者を受け入れるための病床や、自治体による軽症者向けの宿泊療養施設の確保や、また、アフリカなど独自にワクチンを開発できない国々に対する共同ワクチン開発費などに充てるとしています。
会談後に記者団の取材に応じた安住委員長は、「総辞職の前日に閣議決定で1兆5、6千億円のお金を出すのは極めて異例なことだが、地域の医療関係の資金調達は必要であり了解した」とコメント。15日の閣議決定後に衆参両院の予算委員会の理事懇談会で、詳細な報告を受け、質疑を行う見込みだと話しました。
加えて、本予算の予備費から、九州を中心に今回の台風災害での復興工事などに着3千億円程度の予備費を支出したい旨提案があったと報告しました。