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2019年6月17日

【京都】「今の課題に正面から向き合い、一緒にこの国の社会を変えていく、いわば #令和デモクラシー と呼ぶべき第一歩を」枝野代表

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 枝野幸男代表は16日、京都市内で行われた党時局講演会「増原ひろこと語る会」に出席しました。

 語る会は、「まっすーってこんな人!」と題した増原さんの人柄紹介、福山府連代表あいさつ、来賓あいさつ(西脇隆俊京都府知事、門脇大作京都市長、廣岡和晃連合京都会長、泉ケンタ、山井和則両衆院議員)、枝野代表あいさつ、増原さんあいさつと続き、最後は「まっすーファイト!」3唱で締めました。

 人柄紹介には、経済評論家の勝間和代さん、大妻女子大学教授の田中東子さんが登壇、山本和嘉子衆院議員が進行役を務めました。山本議員が増原さんについて、意外と食いしん坊で、舞鶴赤れんがパークで立ち寄った際、名物のカレーパンを2ついっぺんに食べた、というエピソードを披露。勝間さんは、SOGIハラやブラック校則の問題解決のための活動の際、いつの間にか仲間を集め組織化し、粘り強く交渉したり、マスメディアを動かしていく力があると紹介しました。田中さんは一度もブレたことがない、一度決めたら必ずやり遂げる人で、最初は個人的な活動だが、会うたびに仲間がどんどん増え、周りを巻き込んで大きな力となり、社会を変えていく、強い意志を持っていると語りました。

 福山幹事長はあいさつで、「増原さんがロビーイングをして差別をなくしていきたいと、いろいろな分野について歩かれていた時、自民党・与党ともニコニコ笑いながら理解を深めようと、何を言われても『でも、こういう状況があります』ということを伝えてきた姿を見てきた。ある時、『福山さん、立憲民主党なら分かっていただけると思うので、外からではなく中から、いろいろ生きる価値がないと自問自答している人たちに、そうじゃないと伝えるのを政治の場でやっていきたい』と私のところで来られた」と、増原さんを擁立するきっかけについて話をしました。

 西脇府知事は、「京都ほど多様性に満ちたところはない。政治権力、戦力、文化も入ってきた。京都で最初に発祥したものというよりも、外から入ってきて京都で発展したものがはるかに多い。それをその時々、受け入れ、発展させ、それを進化し、さらに内外に発信するという非常に素晴らしい舞台。誰もが尊重される多様性を認め合うというのはもともと京都が持っている力。京都こそ増原さんが政治の世界で活躍されるにふさわしい舞台だ」とあいさつしました。

 門脇市長は、「間もなく100年を迎える『人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光あれ』、水平社宣言が高らかに発せられた。世界人権宣言よりも先に発せられた」と京都で宣言されたことを紹介、さらに日本経済新聞が「誰一人取り残さない」という理念を掲げたSDGsについて全国815の自治体を74項目で評価、京都が一位だと語り、市民力、京都の歴史と文化力、そのさらなる前進のため頑張って欲しいとあいさつしました。

 廣岡会長は、「今の安倍政権にこれからも任せていいのか。与党で安定多数の議席を持つことで今の政権は欺瞞になっており、国会の議論を正常化するためにも私たちの思いを託せる議員を一人でも多く国会に送ることで正常化する。医療、年金、介護等、人口減少に突入し、少子高齢化の課題も待ったなし」と語り、小異を捨てて大同につくことの重要性を説きました。

 泉衆院議員は、先の統一地方選挙の府議会議員選挙(京都市伏見区)で国民民主党と立憲民主党が戦うこととなり2人とも議席を得ることができなかったと報告。「こんな悔しいことはありませんでした。われわれはやはりこれではいけない、誰と戦うのか、どの皆さんと手を携えるのか」と話し、「われわれ国民民主党としてもやはりこういった共倒れを起こしてはいけない。増原さんを応援しようということで支持を決定した」と支持決定の経緯を説明しました。

 山井議員は、「政治というのは誰のためにあるのか、一言で言うならば、弱い立場の方を守るためにあるのではないでしょうか。強い立場の方々、お金のある方々、健康な方々はそれでいいじゃないですか。でもいつ誰がどういう事情で弱い立場になるかは分かりません」と語り、「みんなが幸せになれる社会のために、弱い立場の方々の代表として増原さんを京都から国会に送ろう」とあいさつしました。

 枝野代表は、参院選挙は一般に政権に対する中間評価と言われているが、「とてもじゃないけどこんな政治を続けてはいけない、この答えはもう出ている」と語り、「むしろ問われているのは、これからの日本をどうしていくのかという新しい国家ビジョン」だと語りました。その上で、人口減少や超高齢化社会、貧困・格差の問題など、今までの当たり前が通用しない社会であり、政治や行政の仕組み自体が大きなパラダイムシフトが必要だと説きました。

 そして、明治時代には自由民権運動があり、大正には大正デモクラシーがあり、「それぞれの時代状況の中で民主主義を進化させることにより、私たちの社会は今へとつながってきた」と説明。今抱えている課題に正面から向き合い、それを政治家や政党が変えるのではなく、一緒になってこの国の社会を変えていく、いわば新しい民主主義の形、いわば令和デモクラシーと呼ぶべきものをこの選挙を通じてともに第一歩を踏み出していきたいと訴えました。

 増原さんは、特別養護老人ホームでのボランティアや、共働き世帯を支える学童保育の現場での手伝いを経験し「本当に大事な仕事なのに大変な環境」だと実感したと語り、目指したいのは国民のための政治を取り戻すことだと話しました。そして社会の中でさまざまな困りごとがあり、そういう人のために政治を行っていきたいと決意を表明しました。

 また、語る会に先立ち行われた拡大合同選挙対策会議にも出席、この会議には、党京都府連代表の福山哲郎幹事長、参院選公認候補予定者(京都選挙区)の増原ひろこさんの他、連合京都の廣岡和晃会長、国民民主党京都府連の酒井常雄幹事長らも出席し、今夏の参院選挙での連携のあり方などについて確認を行いました。