2018年7月13日
「今は『上からか下からか』が問われている」 情報労連定期全国大会で枝野代表があいさつ
情報産業労働組合連合会(情報労連)は13日、第57回定期全国大会を開催。立憲民主党を代表して枝野幸男代表があいさつしました。
情報労連は、月例賃金を中心とした「底上げ・底支え」「格差是正」「すべての労働者の立場にたった『働き方』の見直し」を目指し取り組みを展開してきました。野田三七生中央執行委員長は、その成果と課題を挙げ、向こう1年間の「信頼と共感を得る産別運動をめざす」取り組みへの積極的・主体的参画を呼びかけました。
枝野代表は、党をたちあげて1週間で総選挙の公示があったにもかかわらず、応援していただいたことに謝意を表明。そして「今は『右か左か』ではなく『上からか下からか』が問われている。強いものをより強く豊かにすれば社会がおき上がるという時代状況は、すでに世界で通用しない。社会を底から支えて押し上げていく制度を進め、将来不安を払しょくするべき。安倍政権を倒し、そうした新しい時代に踏みだそう」と力を込めました。
つづいてマイクを握った情報労連組織内候補の吉川沙織議員は、本大会の議長団が2名とも女性であることを「情報労連の大会で初めて」と祝福。5月に成立した政治分野における男女共同参画法を「理念法ではあっても大きな一歩」とたたえる一方で、「総理は数年前から女性の活躍をスローガンにしているが、日本の女性政治参画率は世界でも下がり、前に進んでない」と警鐘を鳴らしました。