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2018年5月23日

狭山事件の再審を求める市民集会で小川敏夫議員が挨拶

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 23日午後、日比谷野外音楽堂で「狭山事件の再審を求める市民集会」が開催され、小川敏夫、江崎孝の両参院議員が参加しました。

 1963年5月1日に埼玉県狭山市で女子高校生が行方不明になり、脅迫状が届けられるという事件が発生。警察が身代金を受け取りにあらわれた犯人を取り逃がすなか、女子高校生は遺体となって発見され、警察の大失敗に世論の非難が集中する事態となりました。5月23日、当時24歳だった石川一雄さんが別件逮捕され、弁護士の接見もないまま1カ月以上に及ぶ厳しい取り調べと嘘の自白強要が行われた結果、強盗強姦殺人で起訴されました。部落差別に基づく冤罪事件だとして無罪を求める運動が盛り上がるなか、1審の死刑判決、2審も無期懲役判決に対して現在、第3次の再審請求の申し立てを行っています。

 小川議員は「55年前の今日、石川さんは不当逮捕された。埼玉で学生生活を送っていた私は、警察が犯人を取り逃がして大騒ぎになった当時の記憶がある。警察は嘘の自白を強要し、真実を隠して偽の証拠をでっちあげた。いまそれと同じようなことが安倍政権のもとで行われている。自衛隊の日報隠し、決裁文書の改ざん、国会での嘘答弁だ。弁護団が提出した無実の新証拠をもとに再審開始を勝ち取り、なんとしても石川さんの見えない鎖をはずしていこう」と訴えました。

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