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2020年6月12日

【参院本会議】令和2年度第2次補正予算案が可決・成立 勝部議員が賛成討論

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 参院本会議で12日午後、令和2年度(2020年度)第2次補正予算案の採決が行われ、賛成多数で可決、成立しました。

 採決に先立ち、共同会派「立憲・国民.新緑風会・社民」を代表して登壇した勝部賢志議員は、「『令和2年度第2次補正予算案』に対し、多くの問題点を感じ、大いなる疑念や懸念を抱きながらも、一刻も早く支援を届けて欲しいと願う、多くの国民の皆さまの姿を思い浮かべ、忸怩たる思いで」賛成の立場で討論を行いました。

 勝部議員は、「この度の新型コロナウイルス感染症に係る対策予算、令和2年度第2次補正予算案は、野党がこの間、何度も要求し1次補正の際に組み替え動議として要求した内容、例えば雇用調整助成金1万5千円への上限引上げや、家賃支援給付金、学生支援給付金の創設など一定前向きな支援策が盛り込まれており、その点について賛成できるものだ。しかし、だったらなぜ1次補正で取り入れなかったのか。もっと早く十分な支援を届けることができたのではないかと言うのが、私たち野党、そして多くの国民の思いだ」と指摘。

 その上で、「安倍政権の初期対応の遅れが、今日に至るまでのすべての対策・対応の遅れにつながっている」「雇用調整助成金、持続化給付金、特別定額給付金など、ようやく開始された事業も到底円滑に実施されているとは言えない」「予算の効率や適正な公共調達に大いに疑念がある予算を国会に提案しながら、あたかも自らの成果のごとく『空前絶後・世界最大の経済対策』などと自画自賛する安倍総理の姿からは、国民の血税を預かる責任者としての基本姿勢が幾ばくも、見えてはこない」などと政府の姿勢を批判しました。

 さらに、「消化しきれぬ最大の疑念・懸念は、予算総額の3分の1を占める10兆円にも上る予備費の問題と、補正予算の成立までは野党の協力を仰いでおきながら、成立したらその予備費のみは握って、この通常国会を閉じてしまおうとしている安倍政権の姿勢だ」と問題視。財政民主主義の観点からも、10兆円という巨額の予備費の執行に当たっては国会の事前承認を欠かすことはできないと述べました。

 感染リスクに加え、全国で生活保護申請件数の増加や、1万人を超す解雇や雇止め、今後さらに急増するとの指摘もある新型コロナウイルス関連倒産、今後も逼迫した状況が続く医療や介護、福祉分野、学校崩壊・教育崩壊も起こりうる状況であることに言及。「安倍総理ご自身も百年に一度の国難と語られている現状で、開いている国会を敢えて閉じようとは、一体全体いかなる政治判断からなのか」と、コロナ関連の問題が山積する中、通常国会を閉会させようとしている政府に対し、疑問を呈しました。

 最後に勝部議員は、「危機に直面して大きな不安を抱いたときに、誰かとつながっている、誰かと一緒に頑張れる、家族であったり友達であったり、地域や会社の仲間がお互いに支え合うことが実感できる事であり、そのような方にもしっかりとした繋がりをつくるのが政治や行政の大きな役割なのではないか」と提起。お互いさまの助け合い。国民のための社会・経済・政治の再構築に向けて、今後も引き続き、全身全霊を捧げることを宣明し、質問を締めくくりました。

【参院本会議】2020年6月12日 令和2年度第2次補正予算案に対する討論原稿(案)勝部賢志議員.pdf

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