アイデアだけで終わらせない。政治を動かす、いろんな一歩。「パートナーズひろば」 第2回リポート

2019年1月22日

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立憲パートナーズの一人ひとりが次の一歩を踏み出すための場として企画された「パートナーズひろば」。2018年12月9日に行われた、その第2回の模様をリポートする。

まずはざっと、パートナーズひろばのキックオフとなった前回を振り返ろう。自己紹介のあと、自分たちが求めている社会や大切に思っていることなどを共有。続いて、そのために行なうべきアクションを出し合うワークショップに。10ものアクションにまとまったところでお開きとなった。

今回の第2回は、第1回で出たアクションを踏まえ、より具体的かつ現実的にプロジェクトを発足させることをゴールとして開かれた。年の瀬も迫る中、会場には多くのパートナーが集まり、外の寒さも感じさせないような熱気を感じた。

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スタートにあたり、ファシリテーターから一言。
「まず、ここにいる人たちがつながること。そして、チームになって動こうと思った人同士が次の動きをつくっていければと思います。主役は、ここにいるみなさんです」

一人ひとりが主役となるために大切なのは、自分も、他人も尊重するという対話。日常生活で他人を尊重することが癖になっている人は多い。そのせいで、自分が言いたいことを言えなくなっていることはないだろうか。そこでこの場では、ふだんは喋りすぎる傾向にある人は口を閉じて聞くチャレンジ、そしてふだん喋れない人は思ったことをガマンせず口にするチャレンジを、と呼びかけた。

自己紹介のあとは、ワークショップで大切な「ふせん」の使い方を身につける練習としてゲームを行った。ゲームの内容は、「自分がサンタクロースだったら、子どもたちにプレゼントしたいもの」についてのアイデアを各チームで出し合い、その数を競い合うというもの。

開催された12月にふさわしいお題だったということもあり、各テーブルからは元気な声があふれ、ふせんがどんどん重ねられた。パートナーズサンタから子どもたちにあげたいものとして披露されたアイデアは、「空飛ぶじゅうたん」「ほめてくれる大人」「プライベートビーチ」など、ユニークなものばかり。

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会場が笑顔でいっぱいになったところで、本題のプロジェクト企画のためのワークショップに。ファシリテーターはまず、第1回のパートナーズひろばで出たテーマを読み上げた。

前回出たのは以下の10のテーマ。

  • 街の基地・居場所づくり
  • 政治の敷居を下げる
  • 選挙・税金・関心の向上
  • 政治×ショートムービー
  • 障がい者への差別問題を考える
  • Tボランティアのやり方探し
  • 確度の高い情報を選択するリテラシーの向上
  • セカンドキャリア支援
  • 憲法9条カフェ
  • 子宮頸がん検診率の飛躍的向上
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これら前回出したテーマをそのまま進めたいという人がいてもよく、新たなテーマを提案したいという人がいてもいい、ということで、再びテーマについて参加者で話し合い、今回進めるのは以下の8テーマに絞られた。

  • パートナーズ選対
  • 立憲パートナーズWEBプラットフォーム
  • 若者がどんどん旅する世の中にする
  • 主権者教育を考える
  • 党本部オープンDAY
  • 税金定期便
  • 子宮頸がん検査率の飛躍的向上
  • 立憲ボーリング大会

参加者はそれぞれ関心のあるテーマのテーブルに分かれ、ディスカッションを開始。模造紙とポストイットが置かれたテーブルに、主催者からワークシートが配られた。話をしながらワークシートを埋めることで、実現に向けた企画の内容が明確になっていくのだ。

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ディスカッションにあたり、ファシリテーターからは企画の具現化に向けてのアドバイスがあった。大事なのは、「企画を実現した時、どんな状態になっていたらいいか」というゴールと、「どんな未来を実現したいから企画したか/やりたいと思ったか」という理由の部分。ゴールを明確にすることで、ある手段がうまくいかないときはやり方を変えて続けていくことができる。また、理由が明確であることで、プロジェクトの説明がしやすくなり、仲間を増やしていくことができるのだ。

ワークシートの中で必ず書くように指示されたのが、「エレガントネクストステップ」。直訳すると、素晴らしく、最小限の次の一歩。イベントが終わったあと、すぐに、絶対にできる最初の一歩のことだ。千里の道も一歩から。大きな目標を達成するためにも、ワクワクした気持ちで踏み出そうと思えるステップを描くことが大切なのだ。

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和気あいあいと、ときに熱を帯びたディスカッションは1時間を超え、各テーマのワークシートが完成。それぞれのテーマごとに、参加者から企画についてプレゼンする時間となった。以下、プレゼンのサマリーを紹介する。

【パートナーズ選対】
ひとまずのゴールは地方議員を増やしていくこと。国を変えるためにはまず地方から変えていかないといけない。統一地方選挙に向け、まずは選挙戦とはどういうものなのかを学びたい。実際はどういうことをしているのか、守らないといけないのはどういうことなのかを整理して告知する動きをつくる。首都圏でまずはじめ、地方にどんどん広げていきたい。最初の一歩は、ウェブで呼びかけること。

【立憲パートナーズWEBプラットフォーム】
ゴールは、つながる本部といっしょに立憲パートナーズWEBプラットフォームをつくり、全国のパートナーズが党とつながりつつ、横のつながりもできている状態。いまは、情報の流通が滞っているのがもったいないと感じる。安心して情報を共有し、交流するためには党の公式プラットフォームが欲しい。必要なITに強いスタッフと資金をどうするかのミーティングを実施したい。最初の一歩は、すでに同じような提案に動いた人がいると聞いているので、その後どうなったかを確認すること。

【若者がどんどん旅する世の中にする】
ゴールは、若者が月イチで国内旅行に、年イチで海外旅行に行ける状況をつくること。若者にはもっと広い視野をもってほしい。多くの地域のいいところを見てほしい。まずは東京から全国に行く旅を増やすことを考えたい。高速道路や鉄道で仕事ではない移動に対する優遇をすることが効果的かと思われるので、最初の一歩としては、かつて行なわれた高速1000円のメリット、デメリットを検証してみたい。

【主権者教育を考える】
ゴールは、一人ひとりが政治の主役であることを認識している状態。政治に無関心な人が多い状況を変えたい。特に学生を対象に、居酒屋やカフェで講演会をしたい。対象は、ちょっとだけ政治に関心があるけど、深く関わりたくはないと思っているような人たち。そういう人たちを呼ぶために、有名な議員や元総理大臣、コメンテーターなどの著名人をゲストに迎えたい。実現のためのスキルや情報に乏しいので、最初の一歩としては、著名人にコンタクトできる人を探すことからはじめる。

【党本部オープンDAY】
ゴールは、政党が市民に開かれていて、市民が政党を身近に感じている状態。ふだんから政党と普通の人がつながれない状況がある。統一地方選の前にはじめ、その後は月イチで実施していけるようにしたい。最初の一歩としては、党本部のスペースや個人情報の取り扱いといった壁を乗り越える知恵を持っている人を募集することからはじめたい。

【税金定期便】
ゴールは、国民一人ひとりが税金の使い道を自覚することで政治との関わりを意識し、選挙で意思を示している状態。税金の使い道があえてわかりにくいようになっているのではないかという疑問がある。10代のうちに納税者としての意識を持ってもらうようにしたい。また、年末調整や確定申告のときに自分の税額を入力すると、それが具体的に何に使われているのかわかるような仕組みができないだろうか。海外ではどのように有権者に情報を伝えているのかの事例を調べたい。最初の一歩として、海外ではどのように有権者に情報を伝えているのかの事例を調べたい。

【子宮頸がん検査率の飛躍的向上】
ゴールは、子宮頸がん検査を呼びかけるプロモーションビデオを制作し、公開すること。子宮頸がんは性感染症の一種であり、気をつけることで、検診を受けることで予防することができるということを、若い世代や子どもをもつ親に知ってもらいたい。産婦人科医や先進的な取り組みをしている自治体の方、タレントの方などの協力がほしい。実際にビデオを制作するにあたり、脚本を書いたり撮影するなどのスキルをもつ方や、出演者へのコンタクト方法を探したりすることを第一歩としたい。

【立憲ボーリング大会】
ゴールは、都連の3ブロックでのボーリング大会。外に向けて発信をする前に、まずはコアな人たちを固めたい。そのために、議員さんと有権者でボーリング大会をする。罰ゲームや独自のルールを設け、ワイワイやっているところをウェブでそのまま配信する。そういうところから関心を持った人が寄ってくるようになれば。親睦が高まってくれば選対のボランティアも集まりやすくなるのではないか。まずは2019年5月の実施に向け動き出そうと思う。

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有権者として、そしてパートナーとしてのリアルな実感をベースにした企画は、どれも政党と有権者の新しいかたちを想像させ、期待が高まるアイデアにあふれていた。プレゼンを受け、ファシリテーターからは企画を実行していく上でのアドバイスがあった。

「市民活動や支援活動でよくあるケースとして、思いが強すぎるあまり、いっしょに取り組む仲間や周りの人に対するわだかまりが生まれることがあります。それが高じると他人を攻めるようになりがちで、そうなると当人も活動もハッピーなかたちにはなりません。活動がうまくいっていないと感じたら、元々活動をはじめた目的を思い出して、いまのやり方を修正していけばいい。ダメでもやり方を変えていけばいいんだと気楽に構えて、楽しいステップを重ねることで実現につなげていってください」

会がお開きになっても海上の興奮は冷めやらず、あちこちで会話がまた始まった。参加者の感想をいくつか紹介したい。

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「こういう機会を設けてもらってよかったです。いままではパートナーとして具体的に何をしたらいいのかわからなかったけど、次はこうしていこう!という指針が自分にできました」

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「いろんな方とお話しして、自分がいま活動していることとつなげて、こんなやり方もあるんだ!という学びがありました。次につなげていきたいので、こういう機会があればまた参加したいです」

ひろばに参加していた立憲民主党の政治家、川名ゆうじ(武蔵野市議会議員)、川野たかあき(杉並区議員)、松尾あきひろ(立憲民主党東京第2区総支部長)、吉田佳代子(渋谷区議員)にも感想を聞いた。

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「ここで出たアイデアを、とにかく一つでも実現していきたいですね。そうすれば、他のこともやってみるか、という勢いがつくと思うんです」

「政治家サイドからは出てこない意見やアイデアがたくさん聞けたことがよかったです。政治家と市民との意識のズレを認識する機会になりました」

「もっとたくさんの議員にも参加してほしいですね。このパートナーズの動きを、どうやって外に広げていくか。これからが楽しみです」

選挙のときに選び、選ばれる関係だけではない、政治家と市民のあたらしいコラボレーションのかたちといえる「立憲パートナーズひろば」。ここから芽生えた流れが政治にどんなうねりをもたらすのか。これから注目していきたい。


※本記事の内容は参加したパートナーズからの意見を掲載したものです。