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ニュース

2020年4月28日

第91回メーデーアピール

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第91回メーデーアピール

 第91回メーデーにあたり、立憲民主党を代表して、働く仲間の皆さまに連帯のメッセージをおくります。
 はじめに、新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい就労・生活環境を余儀なくされている多くの勤労者の皆さまにお見舞いを申し上げます。感染症によって大切なご家族やご友人、職場の仲間の命を奪われた皆さまに衷心よりお悔やみを申し上げます。
 今回の緊急事態に際し、医療や介護、保育や学童、物流や公共交通、公務員や学校の教職員、さらには小売りや医療資材の製造などに至るまで、多くの労働者の皆さまが、余裕のないギリギリの状態の中で、また、感染の不安を抱きながら、休みもなく奔走いただいています。心からの感謝と敬意を表します。

 日本初のメーデーから100年を迎える今年のメーデー集会は、残念ながら各地で中止を余儀なくされています。緊急事態宣言が発出され、企業や事業主に対する休業要請が全国的に拡大する中で、数多くの皆さまに在宅勤務や時差出勤等ご協力いただいていることと思います。解雇や雇い止め、無給の自宅待機や労働時間の減少等により、収入が急減し、生活苦に直面される方々も拡大しており、命と暮らしを守る政治の責任と断固たる決意が、今、問われています。
 立憲民主党は、結党以来、働く者の立場に立つ政党として、誰もが働きがいのある人間らしい仕事(ディーセントワーク)に就き、安心して暮らせる社会の実現を、理念と政策の中心に掲げてまいりました。今回も、「雇用と生計の維持」を最優先課題とし、政府に対して、雇用の維持と労働者への休業手当や補償の確保、雇用調整助成金の要件緩和や拡充、国民一人ひとりへの給付金の早期支給や新卒者・就活生の支援など、具体的な提言・要請を繰り返し行ってまいりました。今後も引き続き、「やるべきことは最大限協力しながら、改めるべきは厳しく指摘し、足らざるを補う」との基本姿勢で、最大限の対応をしてまいります。

 この30年の間、「効率化と経済合理性」の旗のもとで、労働者の安心や安全や余裕が切り捨てられてきた結果、巨大なリスクの前に日本社会がここまで脆弱になってしまった現実を、私たちはあらためて今しっかりと見つめ直し、立て直しを進めていく決意です。
 私たち立憲民主党は、まずは新型コロナ感染症による国難を、力を合わせて乗り越えることを最優先で取り組みつつ、その先に、国民の命と暮らしと雇用、そして何より働く者の安心と安全が優先される共生社会、互いに支え合う社会が実現されるよう、皆さま方と一緒に新しい政治を構想し、実践してまいります。
 第91回メーデーを機に、皆さまの活動がさらに前進されることを心から祈念し、メーデーメッセージといたします。

第91回メーデーによせて

立憲民主党代表
枝野幸男